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文山神社の狛犬?

台北車站からMRTに乗って新店へ。
都会の風景から一気にのんびりした美しさもともなうそれへ変化しています。

この地にはかつて文山神社が鎮座しておりましたが、現在は空軍烈士公墓となっています。

戦後、神社は取り壊されましたが、狛犬は神社からすこし下ったところにある太平宮に移設されたという話を耳にしました。
残念ながら、その根拠は今だ見つかっておりません。

とにかくその狛犬かもしれない存在に会って確かめようと尋ねてみました。

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時は春もうらら、碧潭の観光客は輝く水面に浮かぶ船にゆられて楽しげです。
山の緑もまぶしく、山腹のお寺にはお坊さんがなにやら集っています。

そんな風景を眺めながら橋を渡り、屋台のおいしそうな食べ物に心惹かれつつ太平宮へ向かいました。

あれほどにぎやかだった橋のたもととは対照的に、どんどん人気がなくなり、そうして静かになって私の足音だけが淡々と響く中、唐突に現れたのが太平宮でした。

広い敷地内に立派な建物があり、その正面に据えられていたのは・・・
なんと、岡崎古代型の狛犬でした。
ちょっとバランスが悪くて、甘い彫りなので、「だいたい岡崎古代型」といったところでしょうか。

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とはいえ、台湾でこの石でこの風化具合でということは、時代としては文山神社のものでほぼ間違いないと思います。
頭をなで、顔を眺めていたら、どんどん愛情がわいてきます。
百聞は一見にしかず、会いに来て本当に良かった!

切ない運命に翻弄された狛犬が、打ち捨てられずにこうやって別の場所でひっそり頑張って生きていること、そして会うことができたこと、ただそれだけに感謝です。

ちなみに太平宮は地元の信仰を集めているようで、私の上がってきた道と反対側からひっきりなしに参拝客が訪れていました。

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コメント

太平宮は吊り橋の向こう側だったかな。
こんなところにも残っているのですね。
大切に扱われていて良かったですね。

sumiさん
そうです、吊橋を渡ったところにあります。
私は適当に現地へ行ってしまったため、駅前の案内所で教えてもらいました・・・
本当に、このきれいな状態ならばきっと永く皆さんと共に元気に過ごすことができるかと思います。
それだけでほんとにうれしくなりますね。

岡崎古代型の狛犬を初めて見ました。はあはあ言ってる犬の表情みたいで可愛い。それにしてもふかいい。

岡崎古代型は護国神社系に数多く設置されたので、狛犬として比較的わかりやすいタイプなのです。だから、国内ではあれなんですが逆に台湾だと狛犬!とすぐに判別がつくので嬉しいというか、そういう存在ですね。

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