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麻豆総爺糖廠内神社の狛犬

2004年12月31日(金)訪問

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総爺芸文中心の奥にある、もと神社のあった場所にある総爺國小中庭に狛犬が残されているということで、会いに行きました。小学校の敷地内なので、お断りを入れると中から校長先生と教頭先生が出てきていろいろ説明してくださいました。

まず見たところ瞬間に狛犬と判別できますが、しかし何か言い切るにはしっくりこない。これは台湾に残る狛犬のほとんどに会って感じてきた第一印象です。

恐らく、日本から渡った石工が、台湾の石工にその技法を伝え、そして彫られたかもしくは手本となる狛犬(恐らく画像もしくは設計図)を基に彫られたためではないかなと想像しています。

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Sp1000553この麻豆の狛犬も、顔の印象は浪花狛犬系だと思ったのですが、それだけでは分類できないものがあります。まず毛の流れは獅子とよく似ており、尾の形もちょっと浪花狛犬ではない別のもの(総爺國小の校長先生曰く「富士山を表現しているんですよ」)です。そして体の渦模様は西日本の狛犬でも何度か見かけました。

帰国後、私の狛犬仲間、liondogさんにご教示を仰いだところ、尾や渦模様から名古屋型と獅子が混じったようなものではないかということでした。

Sp1000573 そしてこの配置なのですが、何故そっぽを向いているかと不思議に思い、校長先生にお尋ねしたところ「当時神社にすえてあった通り左右に置いたのですが・・・」とのこと。単に縦横を逆に置いたのでこうなったようです。

Sp1000580 そして狛犬とひとしきりご対面の後、当時の資料が残る部屋を案内していただきました。当時の写真が出てきましたが、確かに狛犬らしき姿が見られました。他にも糖廠時代の資料が山のように残っており、それらを眺めているとあっという間に時が流れてしまいました。この敷地内には、数多くの日本建築や、防空壕が残されています。建物は現役で頑張っていました。100歳を越す立派な老樹、糖廠時代の五分車、見所満載ですのでぜひ一度訪れてみてください。

アクセス方法:現在、神社跡は総爺國小になっています。台南や新営から興南客運に乗って麻豆へ。そこから歩いて約2km。とても道がややこしい街なので、地図でしっかり確認するとよいかも。ちなみにガイドブック(戸外生活シリーズ)には「六雙行きの興南客運に乗り換えて総爺站下車すぐ」とありましたが・・・

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コメント

おはようございます。

台湾生まれの日本狛犬かもしれないのですね。
日本語を知らないかも。
最初の言葉は「辛苦了!」かなー。

左右の位置が逆ということもあり得るのでしょうか。
今年のはじめに、くにさんが紹介していた「鹿港の
狛犬」を見たときなんとなく左右が逆のような感じが
しました。(気のせいでしょうが)
「あ」と「うん」の位置は決まっているのでしょうか。

彰化パパさま:
おはようございます。
台湾に残る狛犬は、ほとんどが台湾生まれだと思われます。そして、そのうちでも(狛犬を実際彫っていた、または実物で確認ができている)日本人が彫ったもの、(実物には触れたことがなく、間接的に知るのみの)台湾人が彫ったものでやはり違いが生まれているのでしょう。その、日本人の石工がどこ出身かで微妙な差が出ていたり、神社の内容によって差が出ていたりと、それぞれに独特の味わいがあります。

阿吽の位置ですが、石造狛犬(参道狛犬)になるといろいろですね。ただ、左右が同じでも本殿に対して平行か垂直かで随分変わります。顔の向きがおかしくなるからです。ちょっと違和感があるなあ、と思うときは頭の中で90度回転させてみると、ぴったり来るかもしれません。やはりその辺りのしっくり感というのは、見慣れているか否かで違ってくるのでしょう。
でも、左右合っているかどうかを意識して据えてあるということが、何だか心遣いを感じて嬉しいですよね。

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